海洋プラスチックの問題を考えよう

観察しながら、記録に残したいと思った瞬間を撮影できる!

日本野鳥の会東京 副代表 石亀明

のぞきながら写真や動画を撮影できるのが、ほんとうに便利!

2020年10月11日にリニューアルオープンした千葉県市川市「行徳野鳥観察舎」通称「あいねすと」でさっそく撮影に挑んでみました。天候不順が続くなか、短い晴れ間を狙っての撮影でした。

ボタンを押すたびに、100㎜・400㎜・800㎜へと切り替わるのは、とても単純で操作がしやすかったです。バードウォッチング用として持ち歩いて、記録に残したい時だけ、撮影ボタンや動画ボタンを押せばいいと思います。カメラ機能にあまり興味がない人でも、これだけ小さくて軽い単眼鏡が持ち運べるのだと思えば、ほしくなるアイテムでしょう。重量が約145gと、ほんとうに軽いので、かばんに入れっぱなしでもいいし、モバイル充電器を持ち歩けば、電池切れの心配もなく、快適にバードウォッチングや撮影が楽しめます。

アオサギ撮影

100mmズームで撮影
行徳鳥獣保護区内にアオサギを発見。
400mmズームで撮影
アオサギの姿をかなり細かいところまで捉えており、手軽に400mm相当の撮影が楽しめる。
800mmズームで撮影(デジタルズーム)
800㎜での撮影は400㎜で捉えた画像を拡大したデジタルズームだが、天候が良ければ画質に問題を感じない。

傷病鳥舎を見学

行徳野鳥観察舎の隣には、NPO行徳自然ほごくらぶが管理運営する傷病鳥舎があり、傷ついた野鳥を自由に見学することができます。オオタカが明るいところ(直射日光の下)に現れてくれたので、被写体になってもらいました。

100mmズームで撮影
右の翼が下がっているオオタカの傷病個体だ。
400mmズームで撮影
オオタカが動いてしまい、ちょっと影になってしまったが、胸の模様がよくわかる。
800mmズームで撮影
鋭い眼光、尖ったくちばし、りりしい眉班、羽の一本一本までよく見える。

まとめ

好天時で十分に光があれば、とても手軽に楽しめると思います。ただし、本格的な野鳥撮影には、やはり一眼レフのカメラを使ったほうがいいので、本格撮影との使い分けをしたほうがよいと思います。

ズーム機能はボタン1つで切り替えることが可能で、心地よかったですね。電源も、しばらく使わないと勝手に切れますが、スイッチオンすれば瞬時に立ち上がるので、ストレスになりませんでした。逆に、切り忘れを気にしなくていいので便利かもしれません。「スマートフォン簡単画像転送」を利用すれば、より楽しみ方が広がり、さまざまな場所で活躍する場面が増えそうです。