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文・園部浩一郎
絵・谷口高司 |
今回は、日本には稀な冬鳥として渡来するカラフトワシとカタシロワシについて。
カラフトワシ(全長70cm)は、短い首と短く丸い尾が特徴で、多くは翼の後縁が弓なりにふくらんでいます。幼鳥の上尾筒にはU字型に白斑があり、これは成鳥でもしばしば見られます。帆翔時、翼の先端はわずかに下がっています。本種には、バフ色型(fulvescens
form)があり、静止時にはカタシロワシ幼鳥に色彩が酷似します。
カタシロワシ(全長82cm)の飛翔時のシルエットはイヌワシ的で、細長い翼に角尾があります(尾の長さと翼の幅がほぼ同じ)。本種の若鳥は、ソウゲンワシ(全長80cm、ヨーロッパからインド、ビルマ(現ミャンマー)、中国西部にかけて繁殖し、中国中部・東北部にも時に飛来する。日本では未記録)若鳥に似ますが、体下面に暗色の縦斑が密にあること、下雨覆の後縁にはっきりとした淡色の線がないこと(淡い線が入るものはある)で見分けられます。さらに、カタシロワシ幼鳥は、内側初列風切羽数枚が淡色なこと(ソウゲンワシは、はっきりと白い)と短いことも、他種と見分ける時の特徴になります。
カタシロ、ソウゲンの両種とも、帆翔時は翼をほとんど水平に保ちます。 |
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