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文・園部浩一郎
絵・谷口高司 |
冬鳥たちが、渡ってくる季節となりました。家の庭にジョウビタキが訪れ、おじぎをするように頭を下げ、尾をプルプルとふるわせる姿をしばらくぶりに見るのもこのころです。
今回は、前回に続きカモ類の飛翔パターンです。
日本で記録のある海ガモ17種のうち、主に湖沼や内湾などにすむBay Ducks(外海にすむクロガモなどをSea
Ducksと呼ぶ)10種の飛翔パターンをまとめて図にしてみました。
この10種のうち、日本で普通に見られるのは、ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモ、ホオジロガモの4種(ホシハジロ、キンクロハジロは北海道で繁殖)です。オオホシハジロとヒメハジロは北米大陸からの、アカハシハジロとメジロガモはユーラシア大陸中東部からの迷鳥として、アカハジロは数の少ない冬鳥として日本に渡来します。
海ガモは、淡水ガモのように金属光沢のある翼鏡をもつ種類は少なく(今回の10種にはありません)、飛翔パターンも白い翼帯が出るだけで、あまり特徴のない種類もあります。たとえば、アカハジロとメジロガモを飛翔パターンだけで見分けるのは難しく、静止時にくちばしの先端のわずかな黒色部の形(アカハジロは縦にだ円の黒斑、メジロガモは先端部に横に広がる黒斑)を確認する必要があります。
淡水ガモと海ガモは、遠方からでも飛び立ち方で見分けることができます。海ガモは水面をしばらく助走してから飛び立ちますが、淡水ガモは助走なしに垂直に飛び立ちます。
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