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文・園部浩一郎
絵・谷口高司 |
8月も下旬になると、北の地で子育てを終えたカモたちの第1陣が、日本に渡ってきます。そして9月、10月と、水辺のカモの数は次第と増えていきます。
この頃のカモの雄の羽は、エクリプス羽と呼ばれ、雌によく似た地味な色になっているため、野外での見分けには一苦労します。これから冬にかけて、雄はだんだん特徴のある生殖羽へと換羽していくのです。
遠方の水草に見え隠れしているカモを、最初はコガモかと思っていても、いざそのカモが飛び立ったときに翼のパターンを見ると、雨覆羽が灰色で、実はシマアジだった、などということもあります。
淡水ガモには雌雄とも、次列風切羽の一部に金属光沢(翼鏡と呼ばれます)があります。そして、その翼鏡をはさんだ前後に白線が出たり、雨覆羽の色に特徴があったりして、翼の上面のパターンは、飛翔中のカモを見分ける際のポイントになります。
今回は、日本で記録のあるカモ類36種のうち、淡水ガモ12種の飛翔パターンをまとめて図にしてみました。
バードウォッチャーの数が増え、さらに観察の精度が上がることにより、各地からさまざまな観察記録が寄せられています。稀少鳥の記録だけでなく、興味深い行動や繁殖、越冬記録など、あなたの観察した野鳥に関する情報をぜひお送りください。 |
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