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より詳しい見分け方

 
文・臼井俊二
絵・谷口高司

ボナパルトカモメと、コウライアイサが日本初記録の種として相次いで記録されました。今回は、この2種の記録をご報告します。

まずはボナパルトカモメ。1985年12月14日、若鳥1羽が、茨城県那珂湊市磯崎岬で、榛葉忠雄、小沢重雄、今井光雄(茨城支部)の各氏によって初確認されました。翌日午後には姿を消してしまいました。そして、12月19日(〜1986年2月27日)に東京都と神奈川県の境を流れる多摩川河口で、同じく若鳥1羽が氏原巨雄(東京支部)さんによって確認されました。両個体(同一個体かどうかは不明)ともユリカモメの群れに混じり行動していた、ということです。1年目の冬羽のため、両覆のV字型の黒縁、ピンクの足などが成鳥とは違う特徴として目立った、ということです。




コウライアイサは、1986年2月2日(〜3月23日現在〔当時〕)、岐阜県羽島郡川島町小網の木曾川本流で、雌雄が伊藤恭博(岐阜県支部)さんによって確認され、世界でおそらく初めて生態写真が撮られました。伊藤さんによると、1984年12月1日、および1985年12月15日にもコウライアイサ雄と考えられる個体を観察している、ということです。


本欄担当の園部浩一郎(野鳥情報部会長)によると、ボナパルトカモメは「現在西の方に繁殖地を広げていて、アラスカ半島の先端まで来ている、日本にも出るかもしれない」とワシントン大学の人から話を聞いて掲載。コウライアイサは、以前から故高野伸二さんも『野鳥識別ハンドブック(本会刊)』で指摘されていましたが、モスクワ大学で標本の写真を撮り、雌がカラーで紹介されたことがないので、本欄に掲載した、ということです。

皆さんも、「もしかしたらこの種が記録されるかもしれない」「識別の困難な種も、ここを見ればわかる」など、新しい情報・発見がありましたら、どしどしお寄せください。
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