ひあっ、ホントにフンをした。なんでわかったの? 安なんでかは後回し。フンをする時どうしたか、見てた? ひちょっとお尻をあげたみたいだったよ。 安そう、鳥がフンをする時は、お尻や尾羽をあげることが多いはずなんだ。尾羽にひっかかると困るでしょ。そこで問題、キツツキの仲間は尾羽で体を支えて幹にとまっています。さて、用を足す時は、どうするでしょう? ひえー!? そのままフンをしたら尾羽にかかっちゃうわね。コゲラは何度も見てるけど、フンをするところねえ…。 安僕はアカゲラで観察したんだけど、フンをした瞬間に尾羽をあげたり、体を幹に対して横向きにしてフンをしたりしてたよ。 ひへぇー、尾羽にひっかけないために学習するのかしら? 安学習するのか、本能的にそうするのかは、幼鳥がどうするかを見てないからわかんないなぁ。 ひ子どもがフンをする時に、最初から尾羽をあげたり、横向きにしてたりしたら本能的な行動って考えられるわけね。 安そうそう。まだ幼鳥が見分けられるこの時期ならではの観察ポイントだね。さてもうひとつ問題、サギなど長いあしを伸ばして飛んでいる鳥が、飛行中にフンをする時はどうするでしょう? ひえー!? あしにフンがひっかからないようにしてるのかしら? 安ふふーん。答えは…自分で観察してもらうことにするよ。ところで、さっきスズメを見てた時、フンをするのがなぜ事前にわかったのか、聞いてたよね。『新・山野の鳥』の「はじめに」を読んでごらん。 ひ…「鳥は、飛ぶために多くのエネルギーを必要とする一方、軽い体を保つ必要から、よく食べ、よく出す生き物です」だって。つまりしょっちゅう食べたりフンをしてるわけね。 企画・文/安西英明・中村聡(普及室) ※1:身近な場所で珍しい野鳥と出合うチャンスは、渡りの季節である春と秋に多い 注)NOTE61からバードウォッチング案内人研修会のテキスト第3章「バードウォッチングの基礎」に関連して、野鳥の見方、楽しみ方についてのお話です。