警戒の声?
ひじゃあ、シジュウカラの「ジュクジュク」みたいなものかしら? 安シジュウカラの場合は人やネコのように地上にいるものに対してジュクジュク鳴くことが多いけど、モズやタカの仲間が飛んだときには細くするどい声を出すようなんだ。だから、警戒の相手や度合いによっても違うこともあるんじゃないかな。 ひそういえば以前、ムクドリが警戒する時「ジャー」と「ツィッ、ツィッ」って2通りの鳴き方があるって聞いたわね。 安ムクドリは開けたところを好むから姿で見分けやすい。だからいろんな声を出すけど聞き分けられなくてもいいとも言えるけど、人が巣に近づきすぎると出す「ジャー」って声は「近づかないで野鳥の巣」っていうフィールドマナーのためにはおぼえておいてほしかったんだ。 ひ大丈夫! 私、シジュウカラが「ジュクジュク」鳴いたり、ムクドリが「ジャー」って鳴いたら巣に近づかないようにしてるもん。それにしても、さっきのメジロは何を警戒してたのかな? 安メジロは常緑樹の茂みの比較的高いところにいることが多いけど、冬はカンツバキなどの花の蜜を求めて低いところにもよく来るようになる。それで人やネコなどが近くにいると嫌がっていることが多いような気がする。 ひえー、私たちが警戒されていたのかしら?ショック。 安ただ、メジロ同士で向き合って「キュリキュリ」鳴いてるのも見たことがあるから、お互いを牽制する時にも出す声かもしれない。 ひどんな時に、どんな声を出すかっていうのも観察テーマになるわ。スズメやカラスだっていろんな声を出すしね。 聞き分けるにも比べる 安おっと、ヤマガラの地鳴きが聞こえてきたよ。 ひえっ、これ、ヤマガラの声なの? 探鳥会でヤマガラは「ニーニー」って鼻声だって聞いたけど…。 安鼻声は警戒している時に聞かれるようだけど、普段よく聞くのはこの「スィー、スィー」って声。シジュウカラの「チー」をハスキーにしたような声なんだ。 ひ地鳴きはさえずりより単純な鳴き方って聞いてたいけど、奧が深いわね。 安聞き分けるなら、見分けるのと同じように身近な鳥と比べてみるといいと思う。例えばよく高い声とか細い声とか言われるけど、人によって感じ方が違うからね。スズメのチュンチュンと比較してにごった声か、にごっていないかという点から聞き分けられるように表にしてみたから参考にしてみて。 ひ聞き分けるにも「慣れる、比べる、絞りこむ」ってことね。 安比べる例として、メジロの「チュィー」はシジュウカラの「チー」より甘い感じの声、「キュリキュリ」もカワラヒワの「キリキリ」より甘い感じに聞こえる。 ひメジロって蜜やジュースに来るもんね。私、メジロは甘党って覚えよう。 企画・文/安西英明・法月稚津余(普及室)