第24回(2007年4月号) 「珍しい鳥は、いつ頃見られるのですか?」
冬鳥は繁殖地へ向かい、夏鳥が越冬地から やってくる春。4〜5月にかけて庭や公園のような緑地でも、北や山地へ去るレンジャク類、ミヤマホオジロ、アカハラ、アオジ、クロジなどが、また東南アジア方面から渡来するツツドリ、クロツグミ、センダイムシクイ、エゾムシクイ、キビタキ、オオルリなどが見られ、5月にはサンコウチョウ、カッコウ、ホトトギス、メボソムシクイなどが見られることがあります。繁殖を控えた春はさえずることが多いので、声で気づくこともできます。また、上空をサシバやアマツバメが通過していくこともあります。
人がいないところではスズメは珍しいし、東京の都心部や南の島ではハシボソガラスは繁殖期にはまず見られません。場所や季節ごとに「何が普通か」を知れば「何が珍しいか」もわかります。身近な場所でも日頃からよく観察していれば、季節変化、珍しい存在や場面に気づくようになるでしょう。単に「珍しい 鳥を見たい」というニーズには、前回記したよ うなトラブルの心配もあるので、動物園のよ うな飼育施設か、サンクチュアリのような案 内人が常駐している場所をお勧めするのが よいと思われます。