第23回(2007年3月号) 「珍しい鳥はどこで見られますか?」
珍しい野鳥を見つけるには、知識や経験も必要で、ベテランでさえ、まず見られないような茂みの中から出てこない種もいます。見つけられても、警戒の声や姿勢がわからないと、不用意に近づいて飛ばしてしまうこともあります。マスコミやインターネットで話題になる珍鳥の場合、マナーを心得ない人も押しかけて野鳥を警戒させてしまったり、私有地への侵入、不法駐車、ゴミの投棄、給餌の是非などがトラブルになって、当会や支部に苦情が寄せられることもあります。
探鳥会でのマナーの指導とともに、珍しい種との出会い以外にも、身近な鳥で雌雄や年齢を見分けたり、珍しい亜種や個体に出会うなどさまざまな楽しみ方があることも伝えたいものです。スズメやカラスでさえ生態や行動で不思議なこと、わかっていないことがたくさんありますし、日本では珍しくても本来の生息地では普通に見られる鳥もいます。その地域の環境を代表するような種、普通種でも分布が狭い鳥の動向を把握することが、保全の上では重要とも言えます。