第20回(2006年12月号) 「カモのメスは、どうやって見分けるのですか?」
野外識別には慣れが必要。慣れるには楽しんで続けた方がよいので、はじめから難しいチャレンジはお勧めできません。無理してメスを見分けるより、冬にはペアができるので、近くにいるはずのオスから推測しておくのもよいでしょう。なお、よく潜るカモは海に多く、「潜水ガモ」とか「海ガモ」などと呼ばれますが、キンクロハジロやホシハジロは淡水にも普通にいます。
シギ・タカ・カモメなどの仲間にも野外識別が難しい種、不可能な種がいます。遺伝的に近いとされるカモ類やカモメ類の中には、種を特定できない交雑種がいることもあります。カモの識別指導では、くちばしや体型からカイツブリ・オオバン・ウなどと区別する、見る機会が多いカルガモを基準に比べてみるなども考えられるし、「仲間ごとの体型のワケ」「オスが衣替えするワケ」や「どうしてカルガモは例外なのか?」も話題にできます。 *当会発行の「新・水辺の鳥」などでは、ひろげた翼が識別点となる鳥は飛翔図が掲載されています。当ホームページの「野鳥の見分け方」にもカモやカモメの飛翔図をまとめたページがあります。