第17回(2006年9月号) 「縞模様の羽根を拾いましたが、タカの羽根でしょうか?」
ハトサイズの羽根なら、住宅地でも可能性があるタカは、ツミやハイタカ(ただし北海道以外ではハイタカが低地にいるのは秋冬が普通)。農地や河川があればチョウゲンボウも考えられます。 縞模様の羽根でも、柔らかい感触ならフクロウの仲間、ハトサイズで身近にいるものはアオバズクです。また、軸のカーブが強い風切羽ならキジの仲間。山奥でなければキジ(山奥ではヤマドリも考えられる)でしょう。また、スズメサイズで住宅地であれば、コゲラの翼や尾羽にも縞模様があります。
黒田長久名誉会長が83年10月号に書かれた「ワシタカの生物学」には、鷹斑の効果として、黄色の鋭い目とともに、獲物に対する威圧効果が考えられ、托卵性のカッコウ類の縞模様はタカへの擬態と思われるとの記載があります。さまざまな模様の意味についてわかっていることは少ないのですが、常に命がけであり、生きのびるのが当たり前ではない自然界にあって、どうやって子孫をつないできたのかを考えると、想像できることが少なくありません。