第11回(2006年2月号) 「庭に来るメジロがヒヨドリに追われてしまうのですが、どうしたらよいでしょうか?」
【自然界の原則】 生物には「食う、食われる」の関係があり、生きのびる方が少なく、増えすぎることがないので、多くの種が共存しています。天敵がいるし、生存競争もありますが、種ごとのくらし方に違いがあるため、種が違うとあまり争いません。 【野鳥にエサを与える場合】 季節を考えるのはもちろんですが、エサの種類、場所や方法を工夫することで争いを減らし、より多くの種を呼ぶこともできます。また、フンが常時たまっているような状態にならないよう清潔に管理し、鳥が集まることを迷惑に思うご近所があるかも知れないので、周囲の方にも配慮しましょう。 ※当会発行の『新・山野の鳥』では、P55から身近に野鳥を呼ぶための解説があります。
給餌は「やりすぎると、野鳥の習性や生態系に影響を及ぼす」「添加物などで野鳥の健康や自然に害がないか」などの心配があり、人との軋轢が生じているドバトやカラス、外来種や野生化した飼い鳥に対しては「エサをやらないで」という呼びかけもあります。また、水辺では、水質を悪化させないように注意が必要です。一方で、「食物不足の時期には助けとなる」「身近な野鳥に関心を持ち、地域や自然を見直すきっかけになる」「外に出られない人でも楽しめる」などのプラスも考えられます。