第9回(2005年12月号) 「変わったカモがいましたが、図鑑に載っていません。何でしょうか?」
【原種と見分け方】 アヒルはマガモ、ガチョウはガン類、バリケンはノバリケン(南米産)を飼鳥として改良したもの。アヒルはマガモより大きめ・太めであることが多く、ガチョウはずっと大きく、シナガチョウでは額がこぶ状にでっぱります。バリケンは、くちばしから眼にかけて赤い皮膚が露出しているのが特徴です。 【野鳥だとしたら】 オスのカモは、メスのような羽色から徐々に衣替えをするので、秋はさまざまな姿が見られます(カルガモは例外で、冬になってもオスが派手になりません)。
【外来種や飼鳥の問題】 当会発行の『新・山野の鳥(20頁)』『新・水辺の鳥(24頁)』では、9刷発行を機会にガビチョウやバリケンなどの記載を追加しました。これら外来種や飼鳥の野生化は、生態系に与える影響、野生種との交雑などが懸念されています。 【飼鳥でも換羽中のオスでもないとしたら】 カモ類はメス同士がよく似ており、互いに近縁と考えられます。種間の交雑を避けるために、オスはその種独特の派手な羽をまとって求愛するのでしょうが、まれに交雑が見られます。交雑で生まれた個体は2種の特徴を合わせ持っています。