第8回(2005年11月号) 「『巣箱をかけるなら秋冬がよい』と聞きましたが、どうしてですか?」
【身近な場所に野鳥に来てもらうには】 周囲にどんな野鳥がいて、それぞれがどんなくらしをしているのかを知る必要があります。 【巣箱】 木の洞などの空間でヒナを育てる鳥が、春〜夏の繁殖期に利用します。繁殖期以外では、木の洞などで眠る鳥(シジュウカラ科、ゴジュウカラ科、キツツキ科など)がねぐらとして利用します。 【シジュウカラの場合】 「雄が、冬に盛んに穴のぞきをする」「春先にペアができると、雄が雌に穴を紹介するような行動をする」ことから、巣穴探しはかなり早くに始まっているようです。
【巣箱のつくり方やかけ方、えさ台】 基礎的なことは当会発行の『新・山野の鳥』(550円、55P〜)を参照、活用できるほか、ガイドブックとして『野鳥を呼ぶ庭づくり』(柚木修・陽子著、千早書房)『庭に鳥を呼ぶ本』(藤本和典著、文一総合出版)などもあります。 【巣箱のねぐらとしての利用】 『BINOS』(神奈川支部研究年報)vol.1ではシジュウカラやアオゲラの例が報告されています。巣箱では1羽ずつで眠っているのが普通ですが、私がウトナイ湖サンクチュアリにいた頃、冬の巣箱にスズメが2羽で入っていたことがあります。