第6回(2005年9月号) 「家に野鳥が飛び込んできましたが、どうすればよいでしょうか?」
鳥の多くは、昼の間は高いところや明るい方向に出ていこうとするようです。秋は渡りの途中であることが多く、夜に渡る鳥が多いので、日没後に出ていくこともあります。どうしても「開けられない」などの事情で捕獲しないと助けられない場合は、捕虫網を使う手がありますが、それでもケガをさせることがあるし、うまく網に入っても「翼をたたんだ状態で、上から胴体の部分をつかむ」「素早くつかまなくてはならないが、力を入れすぎてはならない」など、放してやるまでには技術を要します。また、くちばしでケガをさせられることもあるので、安全や衛生のために、手袋も必要です。
「ウグイスの子どもが飛び込んできた」という問い合わせをよく受けますが、大抵はセンダイムシクイなどのスズメより小さな小鳥です。若い個体であることが多いと思われますが、巣立つ段階で親と同じようなサイズになっているのが普通ですから、大きさで年齢はわかりません。また、小鳥の場合、親子が共にいるのは巣立ち後の僅かな期間で、今年生まれの鳥でもすでに自立しており、1羽でも渡っていくことも解説しましょう。「親とはぐれた迷子だから、養ってあげなくてはならない」と心配してしまう人がいるからです。