第2回(2005年5月号) 「野鳥のヒナは何日で巣立つのですか?」
【産卵から巣立ちまで】 5個ほどの卵を産むスズメでは産卵に5日、抱卵に12日、巣立ちまで14日を要します。ただ、食物や気候などの条件によって巣立ちがずれることや、途中で失敗することもよくあります。 【巣立ちの季節】 栄養価の高い虫などをエサに子育てをする野鳥が多いので、春に子育てを始めて夏の間に子別れを終了するのが一般的。サイクルが短いので2回以上繰り返したり、失敗してもチャレンジを続けるペアもいるため、8月までは巣立ちが見られます。
野鳥の習性は種によって違い、すべてわかっているわけではありませんが、当会発行の『野鳥と自然の解説実践ハンドブック』の第5章「身近な野鳥の繁殖生態」では、種ごとの産卵数、抱卵日数、在巣日数(ヒナが巣立つまで)などのデータをまとめてあります。 安全や衛生などの面で困っている方には、「巣立ち後の巣は使われないことが多いので、取り除いて差し支えありません」、ヒナの声がうるさいという方には「短期間だけ我慢していただければ、静かになります」と説明しています。 ※「野鳥」誌では繁殖行動に影響を与える(た)と思われる写真は掲載しないようにしており、今回は巣立ち後で、撮影者が注意を払って距離をおいて短時間で撮影したものを選びました。